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どら猫亭日乗

読書や音楽、時評もどき(?)など、なんでもござれのブログです。

消費税増税と社会保障の憂鬱

この4月から、新たにはてなブログで、「どら猫的日乗」というかたちでリニューアルすることになった。今は仕事の都合でぽつぽつとしか書けないが、徐々にアップできたらと思っている。

さて、今月から忌まわしい消費税増税が始まった。まだ増税後の買い物に慣れていない。これ以上増税してどうするのだ。そんななか、電車の宙吊り広告に消費税は社会保障に役立てているというものがあった。そんなこと言っても、それに使用したためしは、未だにない。それどころか、何も明確にされないまま、その使い道さえ見えてこない。

そもそも、消費税とは何か。何故消費税が必要なのか。消費税のリスクとは?我々はあまりにも知らなさすぎる。そんな増税前に刊行されたのが、『ちゃんとわかる消費税』(河出書房新社)である。斎藤氏は本書より前に、『消費税のカラクリ』(講談社現代新書)が出ているが、本書は青少年向けの「14歳の世渡り術」シリーズ向けに、さらに詳しくわかりやすく書いた。
本書を読むと、消費税はいかに恐ろしいものかがわかる。「消費税は、平等な税ではありません。社会の中の弱い立場の人を苦しめる税制です」とある。さらには消費税がもとで、最悪な場合によっては自殺する人までいるのだ。消費税を税金のガンというべきではないか。

先ほど、消費税は社会保障に役立っているということを記したが、社会保障もまったく機能していない。鈴木亘『社会保障亡国論』(講談社現代新書)は、生活保護高齢化社会などに及んで、日本の社会保障は暗澹たるものであることがわかる。ここにも消費税増税について言及し、「消費税引き上げは焼け石に水」とある。さらに生活保護引き下げや、年金受け取り年齢が繰り上げるという、安心して暮らせる社会は幻想であることを表し、また絶望視せざるを得ないことになる。しかし最後には、その改善策が記してあるが、本書は読み手によっては、賛否両論になるだろう。

消費税増税と言えば、気になるのがビッグイシューの販売者だ。ホームレスの自立を支援する雑誌だけに、350円値上がりしたのがネックになっている。実際に販売者のひとりに聞いてみたところ、売り上げは芳しくないと言っていた。これでは生活が苦しくなりそうなのを強く懸念して、Twitterで投稿したら、たくさんのリツイートやお気に入りが来た。みんな消費税で苦しむことを強く懸念していると思うと、嬉しくなってきた。

消費税増税社会保障が賄えないどころか、我々の生活がさらに苦しむのは困る。我々はそれごときで、日本の未来を砕くことがあってはならないし、消費税増税がさらに加速し経済がダメになることを、黙って見過ごしてはいけない。僕は消費税が許される社会を認めない。

消費税のカラクリ (講談社現代新書)

消費税のカラクリ (講談社現代新書)

社会保障亡国論 (講談社現代新書)

社会保障亡国論 (講談社現代新書)