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どら猫亭日乗

読書や音楽、時評もどき(?)など、なんでもござれのブログです。

名古屋フィル第440回定期演奏会

今日は、名古屋フィルハーモニー交響楽団第440回定期演奏会を聴きに行きました。曲目は次のとおりです。

ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調op.15
バルトーク管弦楽のための協奏曲Sz.116

ピアノ:ゲルハルト・オピッツ
指揮:小泉和裕
管弦楽名古屋フィルハーモニー交響楽団

名フィル音楽監督の小泉さんと、大物ピアニストゲルハルト・オピッツさんを迎えてのの今回の定期。プログラムもブラームスバルトークの大曲であって、楽しみにしていた。
まずは、ブラームスのピアノ協奏曲。激しくみずみずしい情熱と、この世を超えた美しさとその憧れを込めた、ブラームス初期の代表作。オピッツさんは、ドイツ・ピアノ界を代表するピアニストであって、ヴィルヘルム・ケンプにも師事した。
彼の演奏は円熟味があって、それでいてしなやかで力強く、みずみずしく感じさせる。若きブラームスの音楽世界を見せてくれた。貫禄あるピアニストだが、時折若々しくも見える。僕の席からは後ろ姿しか見えなかったが、柔らかそうな指の動きが印象的だった。オピッツさんは、あまり演奏を聴くことはないが、今回の演奏を聴いたことは、とても貴重な体験だった。

バルトークの代表作『管弦楽のための協奏曲』通称オケコンは、オーケストラの底力を試される、しかも憧れを抱く大曲である。戦争と体調、経済的困窮と、晩年の彼はピンチとスランプの最中にあった。その時期に作曲したオケコンだが、聴く側も難解で、オケ側も難曲である。リズムもメロディーも難しく取っ付きにくい。それゆえに憧れやチャレンジングのある名曲だろう。
この難曲も小泉さんはお手のもので、無駄のないキレキレでシャープの指揮ぶりを発揮、オーケストラもビシッと決まった演奏だった。この曲もあまり聴くことはないが、改めてその魅力を発見した。

終演後には、オピッツさんのサイン会があって参加してきました。とてもチャーミングで、温かい方でした。そんなオピッツさんと小泉さん&名フィルは、大阪や新潟、長野へと演奏会に向かいます。ちなみにオピッツさんが演奏する協奏曲は、ベートーヴェンの第5番『皇帝』です。


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