どら猫亭日乗

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演奏会アーカイブ:名古屋フィル第421回定期演奏会

2015年2月21日。第421回名古屋フィル定期演奏会を聴きに行きました。曲目は次のとおり。

ムソルグスキー:『聖ヨハネのはげ山の夜』(交響詩『はげ山の一夜』の原典)
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調op.35(ピアノとトランペット、弦楽合奏のための)
カリンニコフ:交響曲第1番ト短調

指揮:アンドリス・ポーガ
ピアノ:ソヌ・イェゴン
トランペット:井上圭(名古屋フィル首席トランペット奏者)
管弦楽名古屋フィルハーモニー交響楽団

まずは、ムソルグスキー『聖ヨハネのはげ山の夜』。交響詩『はげ山の一夜』の原典。意外と聴きやすかった。おどろおどろしいのはあるが、チャーミングだったり優雅っぽかったりして、不思議な感じだった。
ショスタコーヴィチ・ピアノ協奏曲第1番 。かなり興奮した。特に第4楽章。ソ・ヌイェゴンがショスタコーヴィチのシニカルでシャープかつユーモアあふれる協奏曲を、ヤマハCFXの素晴らしい音色で聴かせてくれた。トランペットの井上圭さんのかけ合いも絶妙!
そして、カリンニコフの交響曲第1番。第1楽章から、ロシアンロマン炸裂!第2楽章の最初と最後の美しさと言ったら…!心奪われた。ひんやりとした感じと熱気が合わさった。久々の名フィル、聴きに行ってよかった。
アンドリス・ポーガは名フィルデビューした指揮者だが、今後の名フィル演奏会に指揮して欲しい。ラフマニノフプロコフィエフ交響曲を聴いてみたいし、ショスタコーヴィチももっと聴いてみたい。
ポストリュードのソヌ・イェゴンのラフマニノフピアノ・ソナタ第2番の後半部分。第2楽章には涙した。第3楽章のダイナミックで躍動感あふれる演奏には、心奪われた。演奏前後の礼儀正しさも印象的。
そして、ずっと気になっていたことがありました。。ショスタコピアコン1番から鳴っていた奇妙な電子音はあの音は、ハウリングだったんですね。気をつけてくださいませ。
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